GFCFダイエット

GFCFのGはGLUTEN(小麦タンパク=グルテン)のG、CはCASEIN(乳製品タンパク=カゼイン)のC、FはFREE(~なし)の省略です。

グルテン
グルテンとは、小麦、ライ麦、オート麦、大麦に含まれるゴムのような弾力性をもつタンパク質のことで、パン、ビスケット、ケーキやペーストリーなどの食品中の練り粉を固まらせます。グルテンの成分であるグリアジンは、IgEを介したアレルギー反応を起こすことが知られており、グリアジンに強いアレルギー症状を示す患者についても報告されています。グルテン不耐(セリアック病=腸の病気)の患者は、通常グルテンのRASTに弱陽性か陰性であり、セリアック病患者で血清中の総IgEの上昇が報告されていますが、それは共通した事実かも知れません。グルテンにアレルギーがあるときは、小麦、ライ麦、できれば大麦とオート麦も避ける必要があります。f79の固相化アレルゲンは、小麦から精製されたグリアジンです。

カゼイン
α-ラクトグロブリンや、β-ラクトグロブリンとともにカゼインも牛に含まれる主要アレルゲンのひとつとみなされています。他の牛乳成分との共通抗原性もほとんどありません。f78の固相化アレルゲンは、牛乳から分離精製されたカゼインです。

まず、このダイエットは乳製品から除去することが理想とされています。だいたい1、2週間CFを行い、GFを始めるといいそうです。GFも100%するのではなく徐々に減らしていくのがいいそうですが、中には一度にGFCFをする人もいます。体には辛いいことだと思うので徐々にすべきだと思います。

ダイエットは100%を要求されます。100%にするには食べ物だけではなく、薬、粘土、シャボン玉、石鹸、シャンプー、はみがき粉、ローション、クリーム、化粧品、接着剤、またラベル、切手、便箋などの粘着する部分なども気をつけなければなりません。私は神経質なので、息子が顔をさわったりするとすぐ手を洗ってしまうほどです。(やりすぎかもしれません)

特にグルテンはどこにでも入っています。表示されていないことも多く気をつけなければなりません。例えば、大きいサイズの箱や袋に入ったレーズンなどはくっつくのを防ぐために小麦を使用されていることがあります。

クロスコンタミネーションといった小麦を使った製品を扱う機械に小麦を使用していない製品も扱っていないか調べる必要もあります。例えば、ファーストフードでコロッケとフライドポテトを同じところで揚げていると小麦が混ざる恐れがあります。疑問に思ったら電話で問い合わせるしかありません。
また、家でもカウンター、まな板、お鍋などしっかり洗ってから使用しなければなりません。

このダイエットをするとどうしても心配になるのが、栄養不足です。特にカルシウム不足が問題になります。牛乳はその点では一番吸収にいいものなのでこれに代わるものといえば、ソイミルク(豆乳)、ライスミルク、またアメリカではカルシウム入りのオレンジジュースがあります。また、GFCFであるかどうか調べないといけません。
このほか、カルシウムパウダーを与えるという方法もあります。カルシウムはビタミンDの助けによって吸収がよくなるそうです。私の息子は豆乳を飲んでくれなかったのでカルシウムパウダーをあげています。

カークマン社のビタミンD入りカルシウムパウダーは熱にも強く少量で済み、味もそんなにしないので与えやすいです。

このダイエットでもうパンやケーキ、クッキー、パスタは食べれないというわけではありません。小麦粉の代用にライスフラワー、ポテトフラワー、タピオカフラワー、アマランスフラワーなどで作れます。パスタも玄米、コーン、ポテトなのでできたものがあります。また、オンラインでも購入できます。