GFCFダイエット 
 

イギリスのサンダーランド大学、アメリカのフロリダ大学をはじめ、諸外国の医師や研究所で自閉症の治療研究がされています。

多くの自閉症である子どもの腸はダメージがあり、免疫が弱く、消化に問題があると言われています。このダメージとは誕生からまたは、むしろ、あくまで仮説ですが、抗生物質や予防接種がきっかけとなっておこるとも言われています。

食べ物にあるタンパク質、特に小麦、オーツ麦、ライ麦、大麦にあるグルテンと牛乳、乳製品にあるカゼインが内臓から漏れ、血流に出され、これがアヘンのような(opioids)物質(Gliadorphin-7 と bovine ß-casomorphin-7) を含むぺプチドを作ります。この2つの物質はとても似ているそうです。

アヘンは感覚器官を拘束し、脳に有害な影響を与えます。つまり、自閉症の症状を生む、又は悪化させることになります。これは自閉症の子どもの尿から異常なぺプチドが検出されたことによってわかっています。

アヘンのようなものは麻酔剤の一種で痛みを減らし、快感を得、有害な副作用を持つと言われています。アメリカではガン患者に痛み止めとしてアヘンを投与したりします。モルフィネやヘロインといったドラッグと同じようなものです。だから、痛みなどの感覚に鈍感なのではないでしょうか。(これは私の考えです)

このぺプチドのレベルが高いかどうかは尿検査で調べることができます。これにより、数値が高いとダイエットをするのは必然となるはずです。中には早期に始めて完治したという報告もあり、リサーチでもそう語っています。たとえ、尿検査で正常という結果が出た場合でも実行し、行動が改善したという人も多いようです。

サンダーランド大学のシャトック医師の研究によれば、グルテン、カゼインの1分子は60ぺプチド含むことがわかっています。この量はかなりのものだそうです。食品の成分にnatural flavorings(自然風味、天然風味)と書かれているものならどれでもGFCFであるかどうか問い合わせなければなりません。 

また、Johnson & Johnsonがグルテン、カゼインとぺプチドの役割について研究しています。この研究者たちによれば、グルテン、カゼインを摂る自閉症児の尿中にdermorphine、deltorphinⅡが見られ、これは幻覚症状を生じるものでモルフィネの100万倍の力があるそうです。
これは南米の生息する毒ガエルの皮膚にある物質と同じもので原住民たちは幻覚体験をするためや獲物を捕らえるために使用しているものです。ただ、この物質は野生のカエルのみに見られることからバクテリアや菌からなる可能性があり、尿に出た場合、内臓にバクテリアまたは、菌があると推測されています。しかしながら、何がdermorphine、deltorphinⅡを作り出すかは正確にはわかっていません。イーストではないかと言う見方も強いそうです。イーストを治療するのにはだいたい4ヶ月かかります。また、意味のない笑いや自己刺激行動はイーストが原因であるとも言われています。

さて、dermorphine、deltorphinⅡを動物に摂取すると記憶、行動、体温などを関与し、異常な結果(ハイパー、常同行動)を生むことがわかっています。

普通では見られないこの物質がなぜ自閉症者にあるのでしょう?それは自閉症者には DPP-IVと呼ばれる小さな内臓の中に酵素がないということです。酵素はこのような物資を破壊したり、免疫システムに大きな役割を果たしています。
酵素のないネズミには異常な行動が見られ、小麦を与えると死ぬという結果が出ています。

アメリカをはじめ、カナダ、イギリス、オーストラリア、アイルランド、ユーゴスラビア等、このダイエットを推奨するDAN(Defeat Autism Now)というドクターがいます。このドクターによって、いろんな検査をしてもらえ、ダイエット等アドバイスをしてもらえます。